母は 二〇代初め、
心焦がれていた日本へ来たものの
幼い時から食べていた台湾の味が
とても恋しかったのだそう。
当時、日本ではなかなか台湾料理を
食べられる場所がなかったため、
祖母が作っていたレシピを思い出しながら
何度も何度も奮闘し作ったようです。
母は台南出身です。
台湾でご飯が一番おいしいと
言われているのが
実は台南なんですよ!
母が子供の時に大好きだった台南スタイルのちまき。
でもそれはどっしりと大きい、大人サイズのものでした。
私達姉妹が小さな子供だった頃、
一つのちまきは大きすぎてとても食べきれず。
残さずちゃんと食べられるようにと
少し小さめのちまきが我が家ならではのスタイルです。
一口頬張れば自然と懐かしく、
疲れた時に食べると不思議と元気が出る。
幼いときから当たり前にあった、
我が家の食卓のソウルフードを再現しました。
沖縄の海のすぐ向こうに、台湾があります。
食も文化も、そしてあたたかい人々も、
なんだかとっても似ているんです。
「日本なのに、台湾を見つけた!」
「台湾にしかないあの食材が
なぜ沖縄にあるのかしら?」
沖縄を初めて訪れた母は
目をキラキラと輝かせながら
とっても喜んでいました。
台湾と同じチャンプルー文化を
目の当たりにした母は
不思議と懐かしい『故郷』を
沖縄から感じ取ったようです。
それもそのはず!
沖縄がかつて中国から
大琉球と呼ばれていた時代、
台湾は小琉球と呼ばれていました。
そんな島国で、力強く、そしてハッピーに
自分らしく生きていく象徴が
=「美味しい物を食べること」なのかなぁーと
私が母を通じて感じた事です。
「美味しい!」から丁寧に選んだ原料達。
中でも母がこだわり選んだのは
パイナップルあぐー豚。
パイナップルを食べて育った豚は柔らかく
普通の豚肉と比べ、カロリーや脂質は
2割も少ないのに
ビタミンB2は約1.5倍!
旨味成分のロイシンやリジンはなんと5倍!
同じ量でも栄養素が高く、
そして食べる事で幸せになる。
皆様が健康であってほしいという
願いを込めて
つくられたちまきには
作り手の母の想いが
たくさん込められています。
たまご
「金運や健康運アップ」
ちまきの具材として子供達が大好きなたまご
干し椎茸
「長寿の」縁起。
おもてなしの心からきれいな形の干し椎茸を切らずに入れています。
あぐー豚
「すべてにおいて最高の幸運を!」
母が思う一番おいしいあぐー豚を使用しています。
簡単にレンチでチン派!
ちまきを軽く水にくぐらせて器に移し、ラップをかけて電子レンジで加熱してください。
[加熱時間の目安]
500w…1個 約2分20秒
600w…1個 約2分
※加熱時間は使用する機種により多少異なります。
少し本格的に食べたい方へ!
凍ったままのちまきを蒸気の上がった蒸し器に入れ、強火で約15分間蒸してください。
(私は先に簡単にチンしてから5分ぐらい蒸して食べま一す!)
本場・本格派の方へ!
お鍋でお湯を沸騰させ、笹の葉をむかずにそのまま入れます。冷凍のままなら20分、解凍後なら15分ほど茄でて下さい。
茄でた後、お鍋から取り出して、ひもをはずし笹の葉をむいて食べます。その際、葉が大変熱いのでご注意下さい。
「り一ちゃっぱ一ぼえ?」
台湾ではまず一番初めのあいさつは
これからスタ一トです!
日本だと「こんにちは!」「はじめまして!」
「お世話になっております!」という
挨拶が出てくると思いますが、
台湾では「あなたおなかいっぱいなの?」と
おなか空いていないかどうかを
出会った場合に聞かれます。
沖縄の文化でも「かめ一、かめ一(食え一、食え一)」と
おばあのお家に行くと言われるそうです!
そんな2つの文化に共通点を感じました。
私は小さい時、母の作る台湾料理を
一度も特別なものだとは
感じた事がありませんでした。
美味しいというよりも、
食卓にあって当たり前の食べ物、
食べないと大きくなれない一とか言われながら
食べていた事を覚えています。
母が作るちまきも特別な物ではなく、
普段から食べている物です。
しかし今振り返ってみると、
とても特別な物だという事に気づかされました。
この年になり母から差し入れされるちまきは、
私にとって特別で
とてもありがたい食べ物になっています!
確かに美味しい!大好き!テンション上がります!
実はちまき作りはとても大変なんです。
ちょっとちまき食べたいから
少し作ろうかという訳にはいきません。
2日間ぐらいかけて作る大仕事なんです。
その為、母はすごい量のちまきを一度に作ります。
そうなると家族だけでは食べきれないので、
友人、知人に配る事に…
「たえのところのちまきはとっても美味しい!」
というコメント、
最初は社交辞令だと思っていたのですが、
それを母に伝えるととても喜ぶので、
どうやら母は自分のちまきが
大変自慢みたいなんです。
母の喜ぶ顔、そして母のちまきを
お召し上がりになられた方々の
笑顔が見たいという思いで、
この琉球ちまきプロジェクトを立ち上げました。
食べる事で元気になれる、
そんなちまきを皆さんに喜んでいただける事が
親孝行だと思っています。
母のちまき、お召し上がり頂き
本当に心から感謝申し上げます。
娘より
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