2023年12月26日
『ちまき隠し味の一つ:うずら卵』
最終更新日:2023.12.25
こんにちは。琉球かめ〜食堂JOURNALの齊藤です。
琉球かめ〜食堂は「縁起のよい物を食べる事🍴は、幸せに長く生きる事」という想いを込めて日々ちまきを作っています。
第十回目は、隠し味の一つ“うずら”の魅力をお届けします。
うずら卵がちまきにもたらす風味と味わい
うずら卵は鶏卵とは異なる濃厚な風味を持っています。この風味がちまきに加わることで、食材の組み合わせに新たな風味のレイヤーが生まれます。ちまきを噛むたびにうずら卵の風味を感じながら、料理の深みを楽しむことができます。
アクセントとなる旨味:
うずら卵は小さなサイズながらも、濃厚な旨味を持っています。この旨味がちまきの具材やもち米と組み合わさることで、アクセントとして料理全体の旨味を引き立てます。
食感のバリエーション:
ちまきのもちもちとした食感と、うずら卵の軽やかな食感が交わることで、一口ごとに異なる食感を楽しむことができます。
食材の組み合わせによって生まれる調和とバランスは、食べる人々に贅沢な食体験を提供し、ちまきとうずら卵の組み合わせの魅力を一層引き立てます。
塩卵との違い:うずら卵を選んだ理由
台湾のちまきにおける塩卵とうずら卵の違いは、主に使われる卵の種類と風味です。塩卵は鶏卵を塩水に漬け込んで作られるもので、独特の塩気と風味をもたらします。
一方、うずら卵は小さなサイズと濃厚な味わいが特徴であり、ちまきに新たな食感と風味をもたらすことができます。
味の違い:
塩卵は、鶏卵を塩水に漬け込むことで作られるため、塩気の強い味わいが特徴です。一方、うずら卵は鶏卵よりも濃厚な風味を持ち、独自の味わいをもたらします。
食材の特性の違い:
塩卵は塩分を含んでいるため、塩気を加える要素として活用されます。うずら卵は小さなサイズと濃厚な味わいを持ち、食材としてのアクセントや風味を提供する役割があります。
風味の多様性:
うずら卵は小さながらも風味が豊かで、料理に独自のアクセントを加えることができます。
健康への配慮:
うずら卵は小さなサイズでありながら、栄養価が高く、ビタミンやミネラルを豊富に含んでいます。
母のちまきの塩卵をうずら卵にした理由は、塩卵は日本ではそこまで食べれてないからです。 やはり国の食文化に合わせてアレンジすることは大事だと思います。
もちろん例えばエシャロットの欠かせない食材は変えていません。
うずら卵は日本でも一般的な食材であり、多くの人に親しまれています。そのため、うずら卵が組み合わさるちまきは、親しみやすい食材同士の組み合わせだと思います
うずら卵とちまきの組み合わせは、風味と食感の対比、視覚的な魅力、そして日本人の食文化に合った多様性を提供することから、台湾のちまき文化と日本の食卓で受け入れられる魅力的な選択肢となりました。
卵の意味合い
ちまきは縁起物としても知られています。
日本のお節料理のように、ひとつひとつに意味が込められており、縁起物とされています。
卵には、「金運や健康アップ」という意味があります。
本格的なちまきに卵がなければ、本場の台湾の味わいを楽しむことはできません。
卵がちまきに隠し味として使われるのも、その理由なのです
さらに日本で馴染みのうずら卵にしてます。
また「金運や健康アップ」という意味があるため、お祝い、お中元、お歳暮などでもギフトとして渡すのも人気です。