2023年11月14日

『ちまき隠し味の一つ:台湾冬干し椎茸の旨み』

最終更新日:2023.11.13

こんにちは。琉球かめ〜食堂JOURNALの齊藤です。

琉球かめ〜食堂は「縁起のよい物を食べる事🍴は、幸せに長く生きる事」という想いを込めて日々ちまきを作っています。

第四回目は、隠し味の一つ“干し椎茸”の魅力をお届けします。

 

干し椎茸の旨みが彩るちまき

ちまきに椎茸を入れてる写真

台湾の厚みのある干し椎茸は、日本ではあまり見かけないかもしれませんが、台湾では欠かせない食材の一つなのです。

また台湾のメディアが台湾でちまきに欠かせない具材の投票を行ったところ、一位でした。

台湾の冬干し椎茸をちまきに加えることで、豊かな旨みと風味、独特な香りのアクセント、ふっくらとした食感、栄養価の向上、そして味のバリエーションが楽しめます。

 

椎茸の種類へのこだわりが生む香りと味の調和

お皿に入ってる卵、椎茸、あぐ〜豚が並んでる写真

日本の干し椎茸も考えましたが、母のちまきを再現するにはやはり台湾の厚みのある椎茸が最適だと気づきました。

通常、日本で販売されてる台湾ちまきや中華ちまきには椎茸が入っていますが、切られて入っていることがほとんどです。しかし、琉球かめ〜食堂では台湾の冬干し椎茸を丸ごと入れることにこだわりました。

台湾の冬干し椎茸は、サイズは日本の椎茸より小さいですが、その厚みがあるため、歯ごたえがあります。

冬季におけるシイタケの生長速度は遅く、栄養がより多く、より豊富に蓄積されると言われています。それ自体の香りもより濃厚で、収量は少なく希少価値が高い特別な椎茸です。

 

干し椎茸の隠し味がちまきに与える影響

ちまきの笹を開けた状態で、丸ごと椎茸がちまきにあるのが見える

台湾冬干し椎茸をちまきに加えることで、料理に多くの利点がもたらされます。

まず、台湾冬干し椎茸の特有の豊かな旨みと風味が、ちまきに深い味わいを与えます。

グルタミン酸やイノシン酸などのうま味成分がたっぷり含まれており、ちまきの具材や米に溶け込んでよりコクのある味を楽しむことができます。

さらに、台湾冬干し椎茸は柔らかい食感を持つため、ちまきの具材として使うとふっくらとした食感を楽しむことができます。

加えて、干し椎茸にはビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれており、台湾冬干し椎茸をちまきに加えることで、ちまきの栄養価が向上し、より栄養豊富な料理となります。

 

干し椎茸の意味合い

綺麗に椎茸がちまきに入ってるちまきは縁起物としても知られています。
日本のお節料理のように、ひとつひとつに意味が込められており、縁起物とされています。

干し椎茸には、「長寿の縁起物」という意味があります。
おもてなしの心から綺麗な形の干し椎茸を切らずに入れてます。

この干し椎茸がなければ、本場の台湾の味わいを楽しむことはできません。


干し椎茸がちまきに隠し味として使われるのも、その理由なのです。

 

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