最終更新日：2024.1.29

こんにちは。琉球かめ〜食堂JOURNALの齊藤です。

琉球かめ〜食堂は「縁起のよい物を食べる事🍴は、幸せに長く生きる事」という想いを込めて日々ちまきを作っています。

第十四回目は、主役でもある、隠し味の一つ“あぐー豚”の魅力をお届けします。

ちまきとあぐー豚の邂逅：美食のシンフォニーへの第一歩

1-1ちまきとあぐー豚が出会った瞬間の美食の魔法

あぐー豚との出会いは母が沖縄に行ったときのことです。
実は日本に住んでる台湾の方や華僑はそんなに豚を食べないのです。　

なぜかと言うと本島の豚は少し匂いがあり、母も含め苦手の方が非常に多いです。
台湾の豚はあまり癖もなく、比較的とても食べやすいのです。

そこで母が初めて沖縄に行った時にびっくりしたのです、台湾にある食材がなぜか沖縄にもある、さらにパイナップルを食べて育ったあぐー豚を食べた時がもっと驚きでした。

台湾を思い出すぐらい、癖もなく美味しい豚でした。　

これがきっかけで忘れられないあぐー豚をちまきの主役にすることになりました。
ちまきとあぐー豚、それぞれが持つ独自の美味しさが交差した瞬間、まさに美食の魔法が生まれました。

その出会いは、新たな食の旅の始まりであり、私たちを驚きと喜びに包み込みました。

1-2あぐー豚の栄養と健康への恩恵

あぐー豚は、美味しさだけでなく、栄養価においても優れた存在です。
その肉は高品質なたんぱく質、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれ、健康への恩恵をもたらします。

下記は普通の豚と比べた表になります　 

あぐー豚の味わい：ちまきとのコラボレーションで際立つ風味と食感

2-1　あぐー豚肩ロースがちまきにもたらす魅力

母は油っぽいロースをあまり好まないため、油が少なめの肩ロースにしてます。　
油が少ない分金額も高くなりますが、お肉の種類だけではなく、部位もこだわってます。

また、普通の豚の肩ロースは脂質が比較的少なく、薄味でシンプルです。
ただあぐー豚の肩ロースになりますと普通の豚の肩ロースとロースの両方に良いところ取りになります。

あぐー豚の肩ロースは脂質が比較的少ないにも関わらず、風味豊かでジューシーです。肩ロースは金額が高いため、肩ロースを使用してちまきを作るのをあまり聞かないです。

以下は、あぐー豚の肩ロースと通常の豚の肩ロース、そしてロースとの比較を表にまとめたものです。

あぐー豚の肩ロースは、独自の風味と柔らかな舌触りで知られています。そして、これがちまきとのコラボレーションによって際立ち、ちまきを特別なものに変えてくれます。

2-2　ちまきとあぐー豚肩ロースの共鳴が生む絶妙な食の体験

ちまきはしっとりとしたもちもちとした食感を持ち、あぐー豚肩ロースは豚肉特有の深い旨味があります。

組み合わせると、まるで音楽のようなハーモニーが生まれるかのようです。
ちまきのやさしい甘みが、あぐー豚肩ロースの濃厚な味わいを引き立て、その一口ごとに新しい味わいが広がります。

そして、その絶妙な食の体験は、まるで心と身体が共鳴しているような感覚です。

口の中でちまきとあぐー豚肩ロースが融合し、調和した味わいが心地よい余韻を残します。 

 あぐー豚の意味合い

ちまきは縁起物としても知られています。
日本のお節料理のように、ひとつひとつに意味が込められており、縁起物とされています。

沖縄は台湾との文化がとても似ています、歴史を見るととても深い関係性も持ってます。

そこで沖縄で母の台湾ちまきを作るには、やはり沖縄の特徴を活かす食材もとても重要だと思います。沖縄ではまだまだ知られていない食材が多いと思います。

あぐー豚は沖縄を代表する特産品であり、その地域文化の象徴として位置づけられています。この地域で育てられ、食べられてきたことから、沖縄の食文化や伝統に深く根ざしています。

「すべてにおいて最高の幸運を〜」という意味があります。

母が思う一番おいしいあぐー豚を使用しています。
本格的なちまきに豚がなければ、本場の台湾の味わいを楽しむことはできません。
さらにあぐー豚がなければ、母のちまきを沖縄で作ることはなかったと思います。

あぐー豚がちまきに隠し味として使われるのも、その理由なのです。　

また「すべてにおいて最高の幸運を〜」という意味があるため、お祝い、お中元、お歳暮などでもギフトとして渡すのも人気です。