2023年11月21日

『琉球ちまきと中華ちまきの違い』

最終更新日:2023.11.21

こんにちは。琉球かめ〜食堂JOURNALの齊藤です。

みなさん、ちまきって今までどんなイメージを持っていましたか?

ちまき=中華ちまき
というイメージの方は、多いのではないでしょうか?

第五回目は、母の琉球ちまき(台南ちまき)と中華ちまきの違いに関してのお話ししたいと思います。

  

異なるちまき

台湾の台南ちまきは、笹を使った包み方や甘辛いタレの使用など、地域の伝統的な料理文化と繋がりがあり、特に南部台湾の郷土料理として親しまれています。複雑な包み方や独特の形状があり、包まれたちまきを開く瞬間や食べる楽しみがあります。

一方、中華ちまきは、バンブーシートを使った包み方や具材の違いは、北部中国の地域的な特徴と結びついています。包み方は比較的シンプルです。

台南ちまきと中華ちまきは、具材や調味料によって独特の風味があり、地域の人々にとっては親しまれた味として楽しまれています。


台南ちまき(台湾のちまき)の特徴:


1.形状:
形は台湾も中国もそこまで差はなく、基本的に三角形です。
もちろん細かく分けると長細かったり、多少違いはあります。

2。包み方:
台南ちまきは、笹を使って包まれることが一般的です。包み方は複雑で独特であり、熟練した技術が必要となります。
基本的に笹の葉の色は緑です。

3。茹でる:
台南ちまきかなり手間がかかります。中華ちまきと異なり、具材が多いため、生もち米と調理した具材を一緒に一個一個包んでから長時間茹でるのです。

中華ちまき(中国のちまき)の特徴:

中華ちまき
1。形状:
形は台湾も中国もそこまで差はなく、基本的に三角形です。
もちろん細かく分けると長細かったり、多少違いはあります。

2。包み方:
中華ちまきは、笹ではなく、バンブーシート(竹の皮)で包まれることが一般的です。包み方は比較的シンプルで、台湾のちまきよりも角が尖っています。
基本的に竹の皮の色は茶色です。

3。蒸す:
中華ちまきは比較的簡単です。具材はそこまで多くなく、さらに全て調理して竹の皮に入れて蒸すだけになります。

 

材料と味わいの違い

異なる味わいがもたらす食べ比べの楽しみ:

台南ちまきと中華ちまきは、それぞれ独自の材料と特徴を持っています。

台南ちまきは具材のバリエーションに、笹の葉の風味が加わります。一方、中華ちまきは具材は比較的シンプルで、バンブーシートの風味が特徴的です。


台南ちまきの材料:


1。材料:
台南ちまきはもち米を主な材料として使用します。具材としては、豚肉、椎茸、塩漬け卵、干しエビ、鶏肉、スルメなどが一般的です。

中華ちまきの材料:


1。材料:
中華ちまきも基本的にはもち米が使用されますが、具材は地域やレシピによって異なります。一般的には、豚肉、塩漬け卵、椎茸などが使われます。

さらにこだわった母のちまきの材料:


1。材料:
母の琉球ちまきはさらにこだわってます。
基本調味料は全て無添加にこだわり、具材そのままの味を活かすのです。

母は臭みのある豚を嫌がります。沖縄は台湾と似ていて、臭みが比較的少ないあぐ〜豚を使用しています。

また、年配のお客様も食べれるように栄養のバランスも考え、ちまきにはもち米を減らし、具材を多くしています。

(8種類)
あぐ〜豚、丸ごと干し椎茸、うずら卵、落花生、スルメ、干し海老、エシャロット(油蔥)、もち米

 

琉球ちまき:3つの美味しい食べ方

公式サイトにも掲載していますが、琉球ちまきの3つのおいしい食べ方をご紹介します。

1。簡単にレンジでチン派



ちまきを軽く水にくぐらせて器に移し、ラップをかけて電子レンジで加熱してください。(レンジが終わったら、30秒置いてから召し上がってください)

加熱目安:500W 1個2分20秒
     600W 1個2分

2。少し本格的に食べたい派



凍ったままのちまきを蒸気の上がった蒸し器に入れ、強火 約15分で蒸してください。(蒸し終わったら、30秒〜1分置いてから召し上がってください)

強火:約15分

3。本場・本格派の方へ!



鍋でお湯を沸騰させ、冷凍のまま笹の葉をむかずにそのまま入れ20分茹でてください。茹でた後は、鍋から取り出して30秒〜1分置いてから召し上がってください。

茹でる方法が一番本来の味に戻ります。

ご自身のお好きな方法で、琉球ちまきを楽しみください。

 

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